星と少女マンガについて考えたりするブログ

マンガ・アイドルの感想ブログ。星占い混じり。

ふみふみこさんの、神主さんと僕の彼女。

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めめんと森に引き続き、ふみふみこさんが最近好きです。

普通の恋愛などを描いているようで、いつもかなり大きなテーマを扱っているように思います。
今回も、YOU連載ということで、帯にも「ふみふみこ初の本格少女漫画」と書いていたので、恋愛モノか!
と思いきや、本筋は恋愛ではなく、家族のようでした。人でした。

いさちゃんは、神社の娘。普通の高校生。といいつつ、木や花とお話ができる不思議な力を持っていて。人とは違うことで傷ついた経験から、普通であろうとしたようです。
そんな時、父親が神社の跡継ぎとして「はるくん」を連れてきます。はるくんはいさちゃん大好きで、腹巻買ってあげるくらい過保護で。そんなはるくんを家族として受け入れてから、いさちゃんの人生や友情や恋愛が回り始めました。

そして、はるくんが何故こんなにもいさちゃんが好きかというと。
幼い頃に、父親とも母親ともうまくいかず、家族というものを知らなかったはるくんを、境内で見つけ出して家族にしたのがいさちゃんだったから。
そこから、「静謐で温かくて、何かに守られているような、境内にあるこの家」がはるくんのホームだったのですな。

そして、今回のお話は、いさちゃんがはるくんから「家族」をもらう話ですね。
家族は一方通行ではなくて、認め認められる間柄です。
家族とかホームが基盤とはいうけれど、なんのことだかと思っていたのですが、
自分を人として認めてから、認められてから、友情や恋愛というステップに行けるのだな、と。
家族ってそういうものなんだなあと思いました。
自分を認めてくれる人がいて、初めて境界線がわかる。
こちら側とあちら側を認めて、あちら側とコミュニケーションをとることができる。

いさちゃんは、神木からの助言ではるくんを助けたようで、きっと逆に自分が認め合える人を得たのですね。
神木の思し召しは大きいです。
そして、それからどうなるのか。話で描かれることはないだろうけれども。とても楽しみです。
家族ってそれだけでは完結しないもので、外側や未来を暗に感じさせるもの、内包するものだと思いました。