マンガとアイドルとりんご

マンガ・アイドル等のレビューブログ。

海とドリトル、感想

途方もないスケール感、人の心、恋心。

遥かなる高みを目指す原動力と、目の前の人をどうしようもなく求める心は、

相反するようで、実は似ている。

海の底、もっと奥深く、まだ誰も見たことのない深淵な場所に、

たぶん、自分の心も埋まってるから。

希求のその先に、自分だとか相手だとか世界だとかが、いっしょくたになる瞬間が垣間見得る。

それをきっと、恐らくだろうけど、彼女らにとって、幸せと呼ぶんだと思う。

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大学生・大学院生・ポスドクの海洋研究と人間模様。

そのときだからこそ味わえる悩みや人生。

青春が、スケールの大きなものと繋がる瞬間を味わえて、貴重。

恋とか進路とかクジラとかダイオウイカとか。

これぞ、青春自体が希求するものなのではないか。

恋はただ恋なだけじゃないのだ。

海ほど深くて、空よりも高い、尊いもの、

舐めてはいけないものなのだ。