マンガとアイドルとりんご

マンガ・アイドル等のレビューブログ。

西炯子のカツカレーの日、感想。

娚の一生」「姉の結婚」と、様々な世代・環境に身を置くこじらせ女子を描いてきた作者が、ついに今度はアラサーの婚活へとメスをば!


夢追い劇団員の彼氏と別れ、婚活で条件にあった人と出会い、一方で建設会社のベテランに惹かれていく美由紀。

建設会社で設計の仕事をし、仕事や友人には恵まれている。

けれども、どのような人と一緒になれば幸せになれるのか、分かっていない。

色んな条件軸が絡み合い、3人のラビリンスの中で揺れ続ける主人公を眺めながら、彼女のふとしたときの衝動や感情を応援してしまうのだ。
正しいのはきっとこういうことだろうなと一つ一つ確認しながら。
それでも、それを確信に変えてほしいから、やはり今回もよみつづけてしまうのである。

「カツカレー」というキーワードが力を発揮するときは、いつか。

そして、個人的に、何があっても揺るがなそうな高橋さんがツボである!
恰幅のよいおじさんの素敵さがみに染み始めた方、ぜひに。