赤髪の白雪姫、感想。
淡々とした空気感、くすっと笑ける面白さ。
薬剤師としての道、王子との恋愛、自分のいきる道。
アニメ化で話題の「赤髪の白雪姫」について、感想です。
- 作者: あきづき空太
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2015/07/03
- メディア: コミック
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珍しい赤髪を持つ主人公・白雪が、王子・ゼンと惹かれ合いながら、人として薬剤師として成長していくお話。
身分の高い男に対して、身分の低い女主人公。
その二人が結ばれるために、女側が人柄を武器に味方を集めて認められていく。
というのは、見たことのあるウキウキの構図ですが。
女の武器が、「自分の職業・いきる道」だというのは、どうにも新しく思えます。
ファンタジーなのに、現代的。リアル。
背筋が伸ばされる思いです。
今のお姫様は、受身に待っているわけではなく、果敢なもの。
王子とも、騎士とも、対等。
そんな人としての自尊心と恋愛が同等に語られる、今日ならではのファンタジーです。
強く生きたい。