マンガとアイドルとりんご

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何が本当で何が嘘か全く判らん!恋と嘘、3巻、感想。

1巻からテンポが全く落ちない!
女の子が可愛すぎる純愛少年マンガの最新刊でございます。

恋と嘘(3) (講談社コミックス)

恋と嘘(3) (講談社コミックス)


あらすじを簡単に述べると、結婚相手が政府によって決められる時代の中で、主人公・根島由佳吏が長年の初恋の相手である高崎さんと、政府通知の相手である莉々奈とを巡り、どちらへの思いが本物なのかを揺れ動くお話。
(もしくは親友である仁坂も含めて四つ巴)

政府通知はデータによって相手を決定しているらしく、莉々奈との関係がすこぶる仲睦まじいのが、それに対する信憑性を作り上げていく。というのも、びっくりするくらいお互いのタイミングがよく、短期間でどんどん距離をつめていくのだ。

この流れだと、政府通知が本物の恋になってしまいそうだ。

しかし実をいうと、個人的には高崎さんへの想いも、莉々奈への想いも、嘘ではなく本物だと思っている。

プラシーボ効果があったとして、それが本物になるなら、それも本懐というか。

何が作り上げられたものなのか分からない世の中で、ぶるっと身が震えるなら、それはきっと信じてよいもののはず。

なぜなら、関係性はお膳立てされようとされまいと、人間同士の相互作用だから。

ただし、まだまだ彼らには「嘘」が隠されていて、逆転がきっと何回かあるはず。
(例えば政府通知の本当の相手は仁坂とか(爆))

何が自分にとって一番響くか、何が本当だと思えるかを感じながら読んで行きたいものです。