マンガとアイドルとりんご

マンガ・アイドル等のレビューブログ。

ジョージ朝倉『溺れるナイフ』感想。

名作を読み直しました。


夏芽とコウちゃんという、互いの心の一番奥のところに、炎をつけ合う関係性。

そのフィールドが世界であっても、ローカルであっても、炎がしっかりしているなら大丈夫。

けれど、その炎が海にかき消されないように、火を灯し合うのは必要なのですね。

燃やすことは一人で出来ても、誰かとそれを分かち合いながら生きること。

たとえ、遠距離間であっても。

すると、神様が助けてくれて、守ってくれて、長い時間を人間に与えてくれます。

和歌山県の熊野の話だそうで。

神様に囲まれながら、自分の心の奥底から、炎を燃やし続けることが、きっと人間の出来ることなのだなあ。

ちょっと冥王星的かもしれません。