新海誠『君の名は。』感想。※好きゆえ、若干批判まじりです。
誰かを探していた。
- 出版社/メーカー: コミックス・ウェーブ・フィルム
- 発売日: 2008/04/18
- メディア: Blu-ray
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それがおそらく、『秒速5cm』などでも見られる新海誠自身のテーマ。
そのような状態になるまでの軌跡が、今回のストーリーの大部分となっている。
しかし、探すべき誰かがいる衝動って、ああいった類の根拠が必要だろうか?
時が絡みあって前後して、結ばれる縁って、ああいうものだっただろうか?
実はもっと尊い引き出しが、新海誠自身の中にまだ眠ってるんじゃないかと思っている。
最後の邂逅の形もまたしかり。
きっと彼の大事なテーマなのだから。
★
彗星を伝えようとした、古い壁画、踊り、糸。
忘れても伝わるように。思いを込めて。
手のひらの途切れた線。好きだ。
無意識に訴えかけるメッセージ。