魔法使いの嫁、3巻のつぶやき。
不器用な二人だ。
人の力を借りること。借りたら返すこと。
澱みなく、水のように、透明に流れる。
人からの力。
愛だって、通貨だって、同じだ。
自分のからだを、水のようにすること。
それが、この世で存在している意味。
価値を創るのは、いつだって周りの力だ。
自立ってそういうことだ。
所謂きゅんきゅん出来る話はまだあまりないけれど、そんな根底からの話を思い起こさせる。
自分の価値は、いかに周りの力を吸収して、周りに還元するか、だ。
それが、不器用な二人を通じて、思い知らされる。
願わくば、魔法使いたちが、自分も周りも愛することを。