菜の花の彼、7巻、感想。
第一部終結、7巻感想ですー。
- 作者: 桃森ミヨシ,鉄骨サロ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/10/23
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
元彼・鷹人のおかげで、お互い両思いであるにも関わらず隼太と擦れ違いが起きていた菜花。
その一つの帰結を見せる巻です。
ネタバレですが…
ようやく二人が両思いとして結ばれても、まだまだ安定せず終わらないのですねー!!
二人が安定しても、環境が安定を許しません。
鷹人が暴力事件を起こしたり…
不穏な空気。隼太は菜花と同じ高校に行けるのか。行く前に番狂わせがあるのではないか。
二人の幸せなキスは、この一時に限られた奇跡なのではないか。
恋愛とは、二人の意思だけの問題に見えて、もう一軸、要素があるようです。
その時その時の、時の流れ。
周りの思い。
個人の状況。
もしかすると、それを運命と呼ぶのかもしれません。
その、占いのような、神の手のような現象を少女マンガとして体現しているのが、このマンガの壮大なところです。
確かに「勝負」のように、その時だけに決まるものではないようです。
負けるが勝ちってことも、きっとあるはず。
無駄なことなんて、ないはず。