マンガとアイドルとりんご

マンガ・アイドル等のレビューブログ。

西炯子のカツカレーの日、感想。

「娚の一生」「姉の結婚」と、様々な世代・環境に身を置くこじらせ女子を描いてきた作者が、ついに今度はアラサーの婚活へとメスをば!カツカレーの日 1 (フラワーコミックスアルファ)作者: 西炯子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2015/07/10メディア: コミ…

ネットカフェめぐり。マンガ喫茶マーくん。

最近ネットカフェめぐりにハマっているので、ちょっと紹介。マンガ喫茶マークンは、学生街・日吉にある、手作り感満載のあったか系ネットカフェです。部屋同士の仕切りが民族的デザインの布(読めないけど、たぶんアラビア文字…?笑)で、所々にカワイイランプ…

ソードアートオンラインプログレッシブ、感想。

4巻が発売しましたね!ソードアート・オンライン プログレッシブ (4) (電撃コミックスNEXT)作者: 比村奇石,川原礫,abec出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス発売日: 2015/08/07メディア: コミックこの商品を含むブログ (2件) を見る 小説の…

アイドルをすきになるということ。

まずは、音楽に元気付けられた。歌詞と、ダンスと、楽しそうな姿に。次に、好きなメンバーを見つけてしまった。たぶん、自分に似ているところがあるメンバー。彼女が、どんな風に頑張っているか、自分を活用しているか、どんな人と仲が良いか。そこからまた…

聖地は壊すことが出来るのか?

常々思っていることがあります。それは、聖地は壊すことが出来るのか?です。日本の場合、聖地は長時間に形作られた絶妙な自然の摂理で成り立っています。それは、簡単に壊されてきたのではないでしょうか。もちろん、神社がまるごと棄却され、そこは宅地化…

常にゼロへと帰ること。

自分が正しいと思うことをやっているのに疲れたり、ちっとも前に進んでいないように思えるときが、たまにやってくる。そんなときは、まず身体を休める。昼寝でもふて寝でも、ただ倒れてるだけでも何でもいい。 次に、自分を許す。あくまで自分が幸せになるこ…

丘と低地の関係性

中沢新一さんのアースダイバーなどでも語られるように、「高いところ/低いところ」の仕組みが町にはある。高いところには、大名屋敷などと身分の高い空間。低いところには、下町的空間。現代でもその仕組みは区画割など様々な所に残っているが、実はその方程…

装丁から入る。

素敵な装丁だなーと思っていたら、川名潤さんという装丁家さんだそうで。繊細さと躍動感。中身、きっとさぞかし美しいんだろう…!と思わせてくれます。かなり色々と作っている方なのだけれど、どれも繊細さとリズム感があるような。(こういうのは、龍高星と…

前のめりと、2588日と、SKE48松井玲奈。

言わずと知れた松井玲奈の卒業と、その卒業ソングともされる「前のめり」という楽曲。走り続けることへの執念。これまでぶれずに熱く活動してきた彼女を表す楽曲でもあり、彼女が卒業しても現役メンバーが歌いつぐ「うた」でもあり。そういった意味で、この…

乃木坂46、羽根の記憶、つぶやき。

これまで、進化の果てに捨象してきたもの。これから、進化によって手に入れるもの。人の、記憶と可能性。その時その時で思うことや願うことは違うけれども。自由は、そんな今の思いや、過去も未来も全部包み込んで信じてお腹に据えて、未来に向かって突き抜…

水城せとなさんの、脳内ポイズンベリー、感想。

自分が幸せになるにはどうすればいいか。日々、どんな瞬間だって選択に迫られてしまう。けれども、実は自分のなかにも諸説あって。何を選べば正しいかだなんて、自分の数だけ無限にある。必要なのは詰まるところ、幸せを求め続けるその本能、「脳内会議」を…

君の神話、ってこういうことか。

神話ももちろん、フィクションの一つだろう。日本書紀・古事記などもきっと、アニメ・マンガ・小説などと同じように、本当と虚構が入り交じる。大切なのは、聞き手がすとんと腹に落ちるかどうかなのであって。本当か嘘かは大して意味をなさない。人たちそれ…

馬瀬あずささんの、青春ラバーズフェスティバル、感想。

文化祭とは学生にとって、いや、祭りとは人間にとって、生きていると実感するものなのだと思う。周りと繋がっていること、大いなる何かと繋がっていること、それを嬉しく思える自分自身。その一瞬があるからこそ、世界を信じて生きていける。祭りとは、大き…

俺物語のアニメの広告が綺麗すぎて。

濃厚で鮮やかな桜色。普通だったらお似合いの、お姫様と王子様の二人の、隙間に入る、俺。存在感なら負けてない。頬の桜色感なら負けてない。恋とか友情とか、自分にとって本当に大事なものを大事にして生きる。それが、王道をぶち壊しつつ、王道たるゆえん…

ふじたさんの、ヲタクに恋は難しい、一巻感想。

自分が自分にとって最善の選択をしたときの、自分の感触を知っている。そっと心にしまう、腹に据える感覚。それは人に話す必要はないもの。誰かに馬鹿にされても、言い返す必要もないもの。そう自分が自然となってしまうもの。****さて、感想!しばらく気に…

鳥野しのさんの、ボーイ☆スカート、感想。

電車やカフェで席を選ぶとき。多分、無意識にバランスを取っていると思う。端が空いてるなら端にいこう、とか。この人は一人でもくもくと作業がしたいだろうから、隣に今の私が来ても合うだろう、とか。そんな風に、人間も、空間を占めるときに空気感を大切…

宝石の国、感想?

別に正しさにこだわる必要はなくて、正しくないことをただ自分自身が恐れているだけなのだなあ。意外と正しさって存在しなくて、自分や相手を説得できるかどうか、なのかも。まず、自分が納得できるものがなんなのかが出発点で問題は、どこにもないのであろ…

フラワーエッセンスに馴染んでみる。

フラワーエッセンスとは、花のエネルギーを水に閉じ込めたもの。他にも、動物や鉱物から転写されたエッセンスもあるよう。昔スピッツの青い車で「いきるということは、木々も水も火も同じものだと気付いたよ」というフレーズがあって、すごく心の奥底にに引…

ディスコミュニケーション

世界を信じすぎると、もっと言えば、世界は一つだから、無意識レベルで相手に伝わるだろうと思っていると、意外と相手に届いてなくて、誤解が生じていたりする。 相手をもっと見た方が良いのだと悟った。相手も、世界の縮図だ。きちんと世界に拓かれていない…

ローカルというアイデンティティー

とある土地に住み慣れ、その土地に育つ食べ物を食べ、その土地のものを使ったスキンケアをし、その土地の遺伝子から生まれ、その土地の遺伝子をまた、残す。そんなことが、最近は難しくなっているのだなあと思うと、今の自分の持つ、自分にしかないものを大…

余白

造園でも見えないところを作ることで、空間に奥行きが出るとか言われるけれど、見えないこと、分からないことがあるということは、凄く大切なことだと思う。小説でも音楽でも街でも、見えない部分があること、想像でも補えない何かがあると、人はそれにたい…

初夏の湯殿山

湯殿山。山形県に聳える、出羽三山の一つ。5月だというのに、まだ溶けきっていない雪。と、そこに元からあったかのように立つ、赤鳥居。その向こうには神様がいます。生まれ変わりの力を与えてくれる、産湯の神様です。

人の器

器が大きくなりたいとか、小さいと嫌だとか思うけれども、人の身長とか体重と一緒で、色んな器が電車の中にも並んでいるとするのならば、お互いにお互いのなかに入ったり入られたりしながら、生きているのだと思う。お猪口のように入る専門になることもあれ…

被害者意識を持ったとき。

何かあったら、自分が被害にあった気がする。例えば、●たまたま電車の席で、隣にうるさい人が座ってきた●本屋で、自分のいる列に(狭いのに)人が通ろうとしているなど、ちっちゃい被害感ってあると思います。こういう時って、気がたってて、すごく悲しくなり…

菜の花の彼、5巻、つぶやき。

私の本当はどちらか?そんなことは、きっと今の今は考えていなくて。ただただ、前を向いたり後ろを向いたりして、歩んでいるだけなんだ。その時じゃなきゃ、分からない、真実。それと、少しだけの勇気を持って、生きる。*****恐れていた事態発生です。菜乃花…

東村アキコさんの、かくかくしかじか、感想。

自分の血肉になってしまうくらいに、本質に近いものとの出会いですら、時には魂の目指す場所と矛盾してしまうことがある。東村アキコさんの「かくかくしかじか」は、作者本人の、絵についての人生を切り取ったお話だと思う。マンガをずっと描きたかった作者…

都立大学の、健康のかみさま。八雲氷川神社。

都立大学駅のパワースポットに行ってみよう。ということで、行ってきました、八雲氷川神社!桜が綺麗な入口があり。奥は意外と広いです。縦長で、距離があります。きっと昔はもっと広くて、参道・拝殿・本殿・奥宮と、大事なところだけが残ったのであろう。(…

海とドリトル、感想

途方もないスケール感、人の心、恋心。遥かなる高みを目指す原動力と、目の前の人をどうしようもなく求める心は、相反するようで、実は似ている。海の底、もっと奥深く、まだ誰も見たことのない深淵な場所に、たぶん、自分の心も埋まってるから。希求のその…

田中メカさんの、「君のことなど絶対に」、感想。

記憶の底。誰も気付かぬ恋情。亀の繋ぐその縁は、傷ではなくて、優しくし合うためのもの。幸せにし合うためのもの。気付かぬゆえのその力の強さは、認めたときにどのような形へと変貌するのだろうか。*****名作「キスよりも早く」の田中メカさんの、新作。王…

雨隠ギドさんの、甘々と稲妻、つぶやき。

食べることって、もっと素朴で構わない。お米ってそれだけでおいしいのだし、ハンバーグなんて、もはや奇跡なのだし、それを皆でつくって、皆で食べられるだけで幸せなのだ。*****料理がうまかったら、このマンガはない。父一人、保育園児一人の父子家庭、プ…