マンガとアイドルとりんご

マンガ・アイドル等のレビューブログ。

星空のカラス、感想

生活と囲碁

人と囲碁

生きざまと囲碁

宇宙と囲碁

碁は世界の全てのように繋がっていて。

産まれたときから碁の一部だった、背負うものの違う二人は、意思を持って繋がり始めて。

揺れる。

ジジイの遺伝子が産み落としたものが、二重らせんの先で再び相対する。

求めるものは結局は同じもの。

白と黒はどんな風に出会うだろう。

自分を受け入れて、相手を受け入れて、世界を受け入れることが出来たなら。

神様に祝福される一手を打つことが出来るのだろうか。

そんな風に、幸せになれたなら。

*****

モリエサトシさんのお話はいつでも分厚くて。

少女マンガらしからぬ、話の大きさに圧倒されてしまいます。

囲碁の神様に近い存在、名誉名人の孫二人が、ひかれあいながら、ささえあいながら、囲碁と祖父と自分を受け入れていくストーリー。

その様が、また周りへと与えていく影響が、ドラマチックです。

ただの恋愛ではない、二人の間柄がすごく素敵なので是非に。