星空のカラス、感想
生活と囲碁。
人と囲碁。
生きざまと囲碁。
宇宙と囲碁。
碁は世界の全てのように繋がっていて。
産まれたときから碁の一部だった、背負うものの違う二人は、意思を持って繋がり始めて。
揺れる。
ジジイの遺伝子が産み落としたものが、二重らせんの先で再び相対する。
求めるものは結局は同じもの。
白と黒はどんな風に出会うだろう。
自分を受け入れて、相手を受け入れて、世界を受け入れることが出来たなら。
神様に祝福される一手を打つことが出来るのだろうか。
そんな風に、幸せになれたなら。
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モリエサトシさんのお話はいつでも分厚くて。
少女マンガらしからぬ、話の大きさに圧倒されてしまいます。
その様が、また周りへと与えていく影響が、ドラマチックです。
ただの恋愛ではない、二人の間柄がすごく素敵なので是非に。